【ネタバレ注意】遂に「新キャラクター」が登場！？『のび太の新恐竜』連載(♯3)の感想・意見など！

　6600万年前の白亜紀の日本やってきたドラえもん一行！降り立った森林の中を歩き出します！

　「あれ？キュー、どうしたの？」

のび太くんがキューを見ると、キューは震えて怖がっている様子でした！

　「のび太の育てた恐竜だからね」

　「性格までのび太にそっくり」

スネ夫とジャイアンが茶化しますが、のび太くんはキューの手(前足？)を取り元気づけ、前へと進みました！

　「ティラノサウルスとか出てきそうだな」 

とジャイアンが言うと、 スネ夫くんが答えます！

　「バカだな、ジャイアン。ここは日本だよ。日本に大型恐竜はいるハズは…。」

　「ブオオオン」

と遠くで何かの鳴き声がしました！その声の方に向かいジャイアンが走り出しスネ夫くんもジャイアンの後を追います！

　「２人とも離れたら危ないぞ」 

　ドラえもん、のび太くん、しずかちゃんもジャイアンとスネ夫くんに追いつくと、 

　「　ズ　ン　」 

　みんなの前に巨大な足が落ちてきました！

　ズンズンと歩きブオオオンと鳴くその正体は、ステゴサウルスの群れでした！ 

　その光景にスネ夫くんが喜んで近寄ろうとします！

　「バカ！食われちまうぞ」 

とスネ夫くんを制止させるジャイアン！

　「ステゴサウルスは草食だから大丈夫だよ。でもあんまり近づきすぎると危ないよ」 

とドラえもんが説明します！

　「あれ？でもなんか違うぞ！？ほら、ステゴサウルスはジュラ紀の恐竜だよ」 

とスネ夫くんは異変に気付きます！

　「ジュラ紀は白亜紀よりも1億年も前だよ。ちゃんとタイムマシンで時代をセットしてきたから、ここはキューとミューが生まれた白亜紀のハズなんだけど…」 

ドラえもんは慌てながらもここまでやってきた経緯を話しました！

　「ひょっとして…、タイムマシンがゆれたときに…」 

のび太くんはタイムマシンで揺れが起こった時に、振り落とされまいと運転席のパネルにタッチしたことをドラえもんに伝えました！ 

　「ええー！？それで目的地がズレたのか」 

とドラえもんは状況を把握しますが、何やら辺りが騒がしくなってきました！ステゴサウルスが一斉に鳴き始めたのです！

　すると突然茂みの中から、大型の肉食恐竜が飛び出してきました！
　その肉食恐竜はすぐさまステゴサウルスに詰め寄り、首根っこに噛みつきます！そして一気にステゴサウルスの命を奪い押し倒してしまいました！

　「アロサウルスだー！！まちがいない、ここはジュラ紀だーーー」

　「急いでタイムマシンにもどれー」

　ドラえもんがみんなに呼びかけ、その場から逃げるよう指示を出します！ 

　「キュー、急ぐんだ」

　のび太くんはキューの手を取り走りますが、石につまずき転んでしまいます！
　その拍子にリュックに入れておいた飼育用ジオラマが飛び出し、近くの水辺に落ちてしまいました！ 

　「飼育用ジオラマが、お、落ちちゃった…」 

　沈んでいく飼育用ジオラマを見つめるのび太くんとキューでしたが、先ほどのアロサウルスがすぐ後ろまで迫っていました！

　「助けてーーー」

逃げるのび太くんにアロサウルスも標準を定めます！ 

　「こっちだ！急げ、のび太」 

　みんなはすでにタイムマシンのゲートまで辿り着き、のび太くんに声掛けしつつ順々に中へと入っていきました！ 

　のび太くんとキューもようやくタイムマシンのゲートまで辿り着ますが、アロサウルスも直前まで近づきその大きな口を開き噛み砕こうとした時、 

　ギリギリのところでのび太くんとキューはタイムマシンに滑り込むことができました！
　アロサウルスも獲物を逃した状況を不思議に思いつつもその場を後にするのでした！

　「白亜紀に行ったか…。ジル博士につなげ」 

　「ハッ」

　ドラえもん達の行動をモニターで確認していた謎の人物が、謎の部下に指示を出しました！(いきなりの新キャラ登場で動揺しかありませんが詳しくは後記にて) 

　「あれ？ジオラマセットは！？」 

　「落としちゃったよ」

　「まったく次から次へと」

　タイムマシンの上ではてんやわんやな状態！のび太くんとキューはジャイアンに手を引っ張られ宙ぶらりんの状態に…！？ 

　ひょっとすると、このジャイアンのファインプレーがあり、アロサウルスの強襲から逃れられたのかもしれません！

　「今度こそまちがいない…。白亜紀の日本だ」 

　ドラえもん一行はタイムマシンから降り、木漏れ日のさす森林を見渡しました！ 

　キューとミューも先ほどの不安な様子とは打って変わって、飛んだり跳ねたり軽やかに動き始めました！

　「２人とも喜んでいる。きっとここでまちがいないよ」 

のび太くんも両手を上げて喜びを表現しました！！ 

　「でも、どうやってキューちゃんミューちゃんの仲間を見つけるの？」

としずかちゃんが聞くと、　 

　「手がかりならここにある。卵の化石についていた石だよ」 

ドラえもんが石の破片を取り出し、説明を続けます！ 

　「この石メガネでみると…、組成パターンが見えるんだ。これと同じ地質が見つかれば、そこにミューとキューの仲間がいる可能性が高いってことになる」 

　新たなひみつ道具「石メガネ」をみんなに渡し、手分けして目的の地質探しを始めました！ 

　「見つけたよー」 

のび太くんがドラえもんを呼びますが、 

　「ぜんぜんちがうよ、ちゃんと見てよ」

と結果は空振り。キューとミューも揃ってガックリです！

　「もう、本当にこんなもので見つかるの！？」

とのび太くんは両手を上げてやや自棄になり気味に叫ぶと、

　「そ、そのまま動くな」

　「え！？」 

　ドラえもんがのび太くんの持つ石メガネに目的の地質が映っていることに気が付いたのです！
　その地質が移った先は、遠くの小高い丘(岩山？)であり、早速タケコプターでその方角へ出発しました！

　「よし、行こう！！ミューとキューの仲間が待っているぞ」

　ミューとキューにもタケコプターを付けますが、ミューは器用に飛ぶのに対しキューはグルグルと回り上手く飛べない様子！
　のび太くんがキューの手を取り一緒に飛ぶことにします！

　「あのテーブルマウンテンの上に、キューとミューの仲間がいるはずだ！いっきに上がろう」

　アラモサウルスの群れを見下ろし、巨大な滝を越え、ついにそのテーブルマウンテンの上に到着しました！

　「ついた！！」

　「ここにキューとミューの仲間が…」

　「いるハズなんだけど…、ちょっと見あたらないみたいだね…」

　テーブルマウンテンの先は、木々の生い茂った草原、巨大な湖、その先には多くの山々がそびえ立っていました！しかし肝心のキューとミューの仲間の姿はなく、それどころか恐竜一匹の姿すら確認できませんでした。

　「いったいどこへ行ったんだろう…」！

　ドラえもん一行はその予想外の状況に、一旦歩を止めてしまうのでした！