婚約記念日雪山のロマンス

《のび太としずか婚約記念日》14年後の『10月25日』、のび太としずかちゃんが婚約する!!【ミニドラレビュー♯5】

10月25日は「のびたとしずか婚約記念日」!!!

 

この度は当サイトにご訪問下さり誠にありがとうございます!!

【ミニドラレビュー】と題しまして、
ドラえもんのある事柄にフォーカスし、当サイト管理人の個人的な観点から「再発見」「新発見」に繋がる『何か』をお伝えしていけたらと思います!

 

今回は「のび太くんとしずかちゃんの婚約記念日」!!!

 

 

(注意)結婚記念日ではありませんのであしからずw

 

 

ドラえもんチャンネルにて「今日は何の日?」というページがあるのですが、今回はちょっと心躍る発見でしたので取り上げてご紹介して参りたいと思います!!(本当は当日のうちに記事を作成したかったのですが色々とあって時間が取れず遅くなりました)

ではでは!!!

 

のびたくんとしずかちゃんが婚約!しかしその前に大きな事件が・・・!?

 

 

 小学5年生から数えて14年後ということですから、2人が婚約をしたのは25才前後でしょうか!
 しかもプロポーズをしたのはしずかちゃんからというサプライズ展開!?
なぜしずかちゃんがプロポーズしたのかというと、それ以前にある出来事が大きく影響しているとされております!
 決め手となったかは分かりませんが、しずかちゃんの心を動かしたきっかけとなった出来事であることは否定できません!

 その物語というのが上記の画像にもあります通り『雪山のロマンス』です!!

 アニメ回(大山のぶ代さん版)では『雪山のプレゼント』というタイトルでした!!

 ではその内容を簡単ではありますがご説明させていただきます!!(ところどころ不正確な箇所もあるかと思いますがご了承いただけますと幸いです)

 
 ある日、宿題を一緒にやろうと言うのび太くんに対しきっぱりと

 

「ダメ、宿題はひとりでしないと」

 

と断るしずかちゃん!!

 

 そんなしずかちゃんの態度に冷たさを感じ、将来本当にしずかちゃんと結婚できるのか不安になったのび太くん!

 

 そのことをドラえもんに相談すると、ドラえもんが『タイムテレビ』を取り出し二人が婚約するまでの経緯を確認することに!

 

 映し出されたのは今から14年後の二人!

 

 しずかちゃんがのび太青年に、雪山の登山に一緒に来るかどうか返事を聞いている場面でした!

 

「はっきりしてよ~!行くの行かないの?」

 

「山は坂道が多いからね~!平らな山なら得意なんだけどさ!」

 

 そんなのび太青年の様子を見かねたしずかちゃんは、

 

「もういい!他の友達と行くから」

 

とのび太青年のもとから去ってしまいます!

 

 そんな未来の自分の姿を見てのび太くんはあきれてしまいました!

 

 時間をスキップし雪山登山の日を見てみると、しずかちゃんが他の登山仲間とはぐれ遭難してしまいます!

 

 その頃、のび太青年はというと風邪を拗らせ布団で息絶え絶えに・・・。

 

 しずかちゃんの身を案じたのび太くんは、のび太青年に代わり自分が助けに行くアイデアをドラえもんに伝えます!

 

 そして『タイムフロシキ』で14年の年月を経過させ、ドラえもんの手を借りず一人でしずかちゃんを助けると宣言!

 

 のび太くんは、男らしくしずかちゃんを助けることでしずかちゃんが感激し婚約のきっかけとなるのだと、嬉しそうにドラえもんに語り、『タイムマシン』で雪山へと向かいました!

 

 遭難しているしずかちゃんを見つけ、カッコよくリードするはずだったのですが、まさかの展開が続きます!

 

現在地を知ることが大事と取り出したのは世界地図!

 

洞窟で火を熾そうとするも熾きず、しずかちゃんにライターを借りる始末!

 

食べ物をたくさん持ってきたと言うが、缶詰ばかりで缶切りを忘れてしまったのでは、というしずかちゃんの予想が見事的中!

 

 挙句の果てには雪で滑り、足を挫いては眼鏡を無くし号泣したのび太くんは完全にしずかちゃんのお荷物に!

 

 理想とは遥かにかけ離れた結果となり、ドラえもんにどうだったかと尋ねられると、

 

「散々だった。もうおしまいだよー」

 

と帰った矢先に号泣ののび太くん!

 

 それでもその後どうなったかタイムテレビで確認しようとするドラえもんに対し、見たくもないとふて寝するのび太くん!

 

「のび太さんと結婚するわ!そばについててあげないと危なくて見てられないから」

 

 そんなしずかちゃんの言葉にドラえもんとのび太くんは驚きを隠しきれませんでした!

 

 のび太青年も膝をついて、泣きながらありがとうとお礼を言います!

 

「こんな情けない姿は嫌だー」

 

と言うのび太くんに、

 

「だったらもう少しちゃんとするんだね」

 

とドラえもんが、厳しくも温かい言葉でのび太くんを叱咤激励するのでした!

 

 

のび太くんを駆り立てた本当の思いとは!?

 

雪山ロマンス のび太 しずか

 

 

 このタイトルはなんと言っても、のび太くんとしずかちゃんが一体全体どうして結婚するようになったのかを知る重要なお話です!
 あの頼りない、何をやってもダメなのび太くんがなぜみんなのアイドルの高嶺の花であるしずかちゃんと結婚することができたのか!?
 もちろんこのお話が2人の結婚に至る全てではありませんが、きっかけの一つでありトドメの一押しであったのではないかと思います!

 そして視聴者の私たちはこのお話を観て、

「何がきっかけで結婚するのかの何の部分が分かって良かった良かった~!」

「なるほど、結婚する前にはそんな出来事があったのかー!」

という感じの感想を持って終了、となったのではないかと思います!
 もちろんそれでいいと思いますし、きっと藤本先生もそういった着地点でこのお話を考えられたことと思います!

 

 良かった良かった~で終わり、で確かにいいと思いますが、今回はさらに視点を変えて、もし私がのび太くんだったら!というテーマからスタートし、のび太くんが大人しずかちゃんを助けに14年後に向かうという行動について考えてみたいたいと思います!

 では早速ですが、

 

①もし自分がのび太くんだったらしずかちゃんに冷たい態度をされたことで将来が不安になるのでしょうか?

 

 のび太くんは小学生5年生! 私が同時期の頃を振り返ってみると、将来のことは漠然としか考えておらず、結婚のことなどそれはもう二の次で遊ぶことしか考えていなかったように思います!
 おそらく、しずかちゃんに宿題は1人でやってと怒られても、

「まあいっか他の日でも!今日は誰々と遊ぼう!」

とそれ以上考えに及ばず次の選択を取っていたでしょう!
 しかしのび太くんは、しずかちゃんの些細な言動の変化をしっかりとキャッチしてるんですね!
 そしてそれがのび太くんの中で決して流していい問題ではなく重大な問題と捉え、悩みに悩む!それでもってドラえもんに打ち明ける!
 ここまでとてもスムーズな流れで、こうした思考・行動の流れは大人でもなかなか上手くできないのではないでしょうか?

 つまりのび太くんは、その頃すでに自分の将来をしっかりと考えて悩みドラえもんに相談し、具体的解決策に踏み切るといった、一歩先の(少なくとも私と比べてですがw)行動を取っていたことになります!
 もちろん現代の小学生の皆さんの中にも、そういったしっかりと将来を見据えた計画をしている方もいらっしゃるでしょうし、特別・特殊なことではないのですが、私にとっては「うーん小学五年生なのに、すごいな」と改めて思ってしまうシーンでした!

 

②もし自分がのび太くんだったら、14年後にしずかちゃん(大切な人)を助けに向かうのでしょうか?

 

 私の意見を先に言うと、私だったら大人しずかちゃんを助けに行こうという発想が思い付かないと思います!
 もう少し言うと、同じ場面ではのび太くんのような即断即決ができなかったでしょう!
 未来のことはどうにもできないという固定観念・揺るぎない事実がありますし、未来のことは未来の自分に委ねるのが自然の摂理だと思うからです!
 きっとそのままタイムテレビをただただ傍観することしかできないと思います!(自分の発想力の無さが嘆かわしいです)

 でも、のび太くんは違います!
 未来ののび太青年に変わって自分が大人しずかちゃんを救うという、神の一手にも匹敵するアイデアを思いつくわけです!
 こののび太くんの突破力は他にも様々な場面で登場しますが、それについてはまた別の機会にw

 ではどうしてのび太くんは即断即決ができたのか?

 ここが重要ポイントでありますが、その理由を二つほど挙げてみました!

 一つ目はもちろん大人しずかちゃんを救いたいという思いが強いためです! これは皆さんも理解できるストレートな理由なのではないでしょうか!

「友達が助けを求めてるのに知らん顔していられるかー」
というアニマル惑星の時のジャイアンや、

「女の子だけを危険な目に遭わせられないし」
と勇気を出す宇宙小戦争のスネ夫くん!

 衝動的かつ本能的に自分が何をしたいか何をすべきかを判断し決断した、そんな場面であります!

 二つ目はだいぶ抽象的な表現の理由となりますが、これから雪山に行くことへの具体的なイメージ(登山のための準備やその後の展開の予想)と、大人しずかちゃんを救える・必ずできるといった自信・自己肯定意識を持っていたことです!
 これは説明すると長くなってしまうので何となく伝わってくだされば有り難いです!
 何か物事に取り組む上で大切なことは事前準備とシミュレーションです! そしてそれを強固にするのが自分にはできるといった前向きな意識です!
 フワッとした分かり難い概念で恐縮ですが、気持ちの面で大事なものをこの時ののび太くんにはすでに備わっていたということです!
 この二つの理由によりのび太くんは、大人しずかちゃんを助けたい、救い出したいと思って即行動に出たのではないかと私は思います!

 とは言え漫画ですし、

「そこまで考えて行動してないやろー、」 

「たかが少年漫画でガチに考え過ぎや、 」

という意見もあるかと思いますが、 ドラえもんファンにもちょっと変わった考えの人もいるんだなー、という感じの寛大な心で受け取っていただけたら嬉しいです!

 

 

《さいごに》

 

 

 

 今回の題材の『雪山のロマンス(雪山のプレゼント)』ですが、映画『スタンドバイミードラえもん』では少々内容が変わっております!

 

 

 少年のび太くんが大人しずかちゃんを助けに行くという大枠に変化はありませんが、大人しずかちゃんのプロポーズに対する返事のタイミングやのび太青年が登場するシーンなど、旧作とは違った展開となっておりますので、もしまだ観たことがないという方がいらっしゃったら、是非とも上記のシーンにも注目してご覧いただけたらと思います!

 

 

 個人的にはこの時期から『のび太の結婚前夜』のイケメンのび太くんへと変貌する過程が気になる次第ですがw
 劇中では間の抜けた一面も相変わらず登場してはいるのですが、それ以上に頼りがいのある落ち着いた雰囲気が存分に出ているんですよね!
 そういったイケメンのび太くんが生まれるのにも『雪山のロマンス』が大いに貢献しているといったところでしょうか?

 ということで、最初は

「10月25日が『のび太&しずか婚約記念日』なんだー!へぇー」

という本当に率直な感想から始まりました当記事でしたが、まさかののび太くんの心理描写を考察するような内容になり、かなり読み難かった内容になってしまったかもしれません!

 

 しかし、分かりやすいお話も少し視点を変えて観てみると新たな発見があるという楽しみ方がドラえもんにはあるんだということで、また同様の記事があった際には一つ皆さんの温かい目で許していただけたら幸いです!

 

 

 

ではでは最後までお読み下さり誠にありがとうございました!!