・ドラえもん映画にありがちな押し付けがましい『環境保護』のメッセージがない。
・敵は完全な絶対悪
・妖怪少年、リンレイと三蔵法師様の情
・密かに張り巡らされた家族愛のテーマ
・出木杉君の出番の多さ
これ以上の作品はあるが決して悪い映画じゃない。それがパラレル西遊記。
エンディングのクレジットで泣いてしまう
解説
・ドラえもん映画にありがちな押し付けがましい『環境保護』のメッセージがない。
ドラえもん映画は中期以降は、戦う敵の動機が基本的に「人間が自然を破壊した」、「人間が仲良くしないから悪い」みたいに人間の悪いところをついて悪事を働く。まぁ子供向け作品だからいいんだけど、大人になって見てみるとやたらそのメッセージ性が強調されすぎ。ジャイアンが「自分たちの星を住めなくした先祖が悪い」とか言うくらいにキャラ改変 もなされる。
一方で、この作品は中期のものだが、そういった押し付けがましい要素は皆無。メッセージが込められていても、子供の 時はただなんとなく見過ごすものだったが、大人になると分かったりする。大人帝国の逆襲みたいに。
そういった意味でこの作品は深い。
それ夢幻三剣士
日本誕生が嫌い
何故なら最後のび太を囮にしたタイムパトロールが漁夫の利的に事件解決したから
相対的にパラレル西遊記は好き
最後まで自分たちで頑張って解決したから
リメイクの方はドラえもんがギガゾンビ倒すシーン最高だったけどな
つまり原作がない
・敵は完全な絶対悪
これはメッセージ性がないからこそのことで、敵に変な同情をしなくてもいい。最近はやたら敵を持ち上げようとする脚本が多く、敵を倒してもなーんかすっきりしない、あるいは根本的な解決がしないまま物語が終わることも多い。その点この作品は、チャージマン研!のように、敵は見つけ次第やっつけろって寸法。やっぱり絶対悪だと作品が終わったときに完全に問題が片付くので見ていて安心。
あと、リメイクで変な改変がなされない心配が皆無というのも評価が高い。「新・魔界大冒険」では、みよこの母がなんと●●で・・・とかいう超展開に変更されており、批判的な意見がみられた。
しかしこの作品は藤子先生原作じゃないので、リメイクされる可能性は極めて低い。

三蔵法師に同行するリンレイという少年は、実は妖怪が送り込んだスパイ。でも三蔵はそれを知って、
旅を共にした。後半に差し掛かるとき、リンレイは家族を裏切ってまで三蔵様に恩返しを果たす。
よく見ると、凄く深い内容。しかし該当シーンは実にあっさりしてしまうので見逃してしまうことも
多い。大人になって見返して初めて、そのシーンの深さがよくわかる。

ママが活動してたし裏山切り崩しとかあったし
あの頃は時代もあったよなー
誰も彼もエコ時代
クレヨンしんちゃんの映画は友情にも家族愛にもテーマを設定できるが、ドラえもん映画は友情だけ。
物語はママの知らない間に始まり、心配をかけることなく終わることがほとんど。
しかしこの作品は、家族愛(親子愛)のテーマがある。鬼の血相をし、妖怪と化したママを「あんなに
なっちゃった」とドラえもんに泣きついたり、タイムマシンに乗る前も「ママ・・・」と心配そうにつぶやいたり、エンディングではレギュラーメンバーがママに泣きつくというシーンもある。じゃあ父親はどうなるんだ!?と言う方は、クレヨンしんちゃんの方を見てください。

リメイクされたの見たことないな
声と絵にまだ違和感を感じる
何度もみればなくなるとは思うけど
10年以上経ってるのにそれってもうドラえもん卒業だよ
のび太「まさか」
ドラえもん「まさか」
のび太・ドラえもん「ねぇ」
ポッ←謎の音
・出木杉君の出番の多さ
そもそも映画に出木杉君が出る作品自体が少ない。登場作品は25作品のうち、大魔境、魔界大冒険、小宇宙戦争パラレル西遊記(本作)、アニマル惑星、創世日記、翼の勇者たち のみ。基本的に登場作のほとんどが解説役で、役柄もハイスペックだからこそ、といったもの。そして当然序盤のみに登場する。
しかしこの作品は、クラスメートの一人としての、重要な役割を果たす。というのも、のび太たち5人がパラレルワールドに迷い込んでしまうが、その世界での学校も当然存在する。しかし、この漫画ではレギュラーメンバー5人以外のクラスメートは、出木杉と落ちこぼれの陰キャ1人くらいで、基本モブが多い。(しかも陰キャは1話のみしか登場しない。)そこで、パラレル世界のクラスメート役として、中盤以降に出木杉君が登場する、というわけだ。
出木杉ファンにもぜひおすすめしたい作品。

日本誕生ですでに微妙に教育映画っぽさ出てたけどアニマル惑星で完全に盛り込んできた感
その後はもう隠す気サラサラなき感じ
「何がだぁいだ!」
ドラミちゃんと梅干し殿下とか
南海大冒険以降の作品は、藤子先生の手がかかっておらず、南海大冒険以降の作品を毛嫌いするファンは多い。 また、作画・声の大幅なリニューアルがあった新・のび太の恐竜以降の作品を毛嫌いするファンも多い。
しかしこの作品は、藤子先生生前でありながら全く藤子先生の手がかかっていない、珍しい作品。実在する歴史上の人物に会いに行ったり、ドラえもん自身が敵を生み出していたり、ホラー要素もあったりと、非常に珍しく、ドラえもん映画のテンプレート通りでもなく、非常に面白い。
ぜひ、DVDを購入して、浴びるほど見てほしい。
パラレル西遊記ファンより。

転載元: http://hebi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1501110404/
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